018 モンゴメリ

2009年5月 1日 (金)

bk1書評フェア 『赤毛のアン』を歩く

 今週のbk1書評フェアの一つとして『赤毛のアン』が取り上げられていました。今年に入ってから『赤毛のアン』を再読し、新たな発見や味わいがあり、児童文学作品として世界中で愛読されていますが、大人になってからもさらに味わうことができる作品であることを感じています。

 bk1書評フェア 『赤毛のアン』を歩く

 私がまざあぐうすのHNで投稿した書評が2つ(西田佳子訳「赤毛のアン」「青い城」)掲載されています。

 以下、『赤毛のアン』をより深く味わうためにお薦めします。

誰も知らない「赤毛のアン」―背景を探る Book 誰も知らない「赤毛のアン」―背景を探る

著者:松本 侑子
販売元:集英社
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東大の教室で『赤毛のアン』を読む―英文学を遊ぶ9章 Book 東大の教室で『赤毛のアン』を読む―英文学を遊ぶ9章

著者:山本 史郎
販売元:東京大学出版会
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アンのゆりかご 村岡花子の生涯 Book アンのゆりかご 村岡花子の生涯

著者:村岡 恵理
販売元:マガジンハウス
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赤毛のアンへの旅〜秘められた愛と謎 Book 赤毛のアンへの旅〜秘められた愛と謎

著者:松本 侑子
販売元:日本放送出版協会
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2009年4月 8日 (水)

モンゴメリの幻の名作の文庫化 愛を描いた心温まるハッピー・エンディングストーリー

青い城 (角川文庫) Book 青い城 (角川文庫)

著者:モンゴメリ訳:谷口 由美子
販売元:角川グループパブリッシング
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 主人公のヴァランシー・スターリングは29歳になる独身女性。
 母親と従姉のスティックルズと3人で貧しくひっそりと暮らしている。住んでいる家も与えられた部屋も醜い。平均を下回る身長、美しくも醜くもない容姿に加え、子どもの頃から病弱だった。性格も内気で陰気と見なされ、母親や従姉をはじめとする親族に虐げられるように生きている。自分の服装や髪型を決めることから、図書館で本を借りること、医師の診療を受けることに至るまで生活の一切がままならい。世間からはオールド・ミスと見なされみじめな存在だ。
 ヴァランシーにとって、唯一の救いは、空想の中の“青い城”。
 それは、誰も知らない美しい国に聳え立つ城だ。松の茂った高い山にそびえ、小さな塔がいくつもあり、旗がひるがえり、青霞の中に美しく浮かんでいる。そこには、ありとあらゆる美しいもの、すばらしいものがあり、ヴァランシーは幸せに暮らしていた。“青い城”は、ヴァランシーが夜になったらとびこんでいける夢の世界であり、現実の窮屈な生活を乗り切っていくために幼い頃から築き上げてきた夢の住処だった。
 そんなヴァランシーが、ある日心臓病で余命一年と診断され、悔いのない人生を送ろうと決意したところから新たな物語が展開してゆく。 さて、ヴァランシーの決意とは、そして、ヴァランシーのとった行動とは…。

 

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