『十二支のおはなし えほんのマーチ 』 動物達の姿がユニークに描かれた十二支のお話です。
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十二支のおはなし (えほんのマーチ) 著者:内田 麟太郎 |
年の暮れに、神さまが言いました。「新年のごあいさつにきなさい。はやいものから順に十二番目まで、一年間ずつその年の大将にしてあげよう」 動物たちは大喜びで、張り切っています。
ねずみに騙されるねこ、前の晩から歩きはじめる牛、牛の背中に乗っかってゆくねずみ、俊足が自慢のとら、うさぎ…空を飛ぶたつ、地を這うへび、さるといぬのけんかの仲裁をしながら行くとり、猪突猛進のいのしし…語りとしては、一般的な十二支の由来ですが、絵がとてもユニークです。
それぞれの動物達がお正月の装いをしています。ねずみは、うしは、とらは…十二匹の動物達とねずみにだまされたねこはどんな装いをしているのでしょうか。それは、この絵本を開いてからのお楽しみです。
十二支のお話の中でも、動物たちの姿がもっともユニークに描かれた絵本ではないでしょうか。お勧めの一冊です。
(上記は、ほのぼの文庫管理人まざあぐうすが2005/02/03、bk1に寄稿したレビューです。)
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