『もうすぐゆきのクリスマス』 子どもたちだけでなく、小さな小鳥やねずみたちをも明るく照らし出すクリスマス絵本
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もうすぐゆきのクリスマス―ターシャ・テューダークラシックコレクション 著者:ターシャ テューダー |
古い家に住む子どもたちセスとべサニーとマフィンは、クリスマスが近づいている静かな冬の夜、暖炉の火でリンゴを焼き、おばあさんの昔ばなしに耳を傾けています。おばあさんの声とともに聞こえてくるのはねずみの足音。
クリスマスがくるまで、子どもたちは学校や家や自然の中でどのように過ごすのでしょう。森の小みちやウィンスロップの丘や小川でにぎやかに遊んでいるうちに季節は少しずつ移ろってゆきます。
針葉樹林から切り出される樅ノ木、子ども達にとって夢のようなクリスマスが訪れます。ねずみたちもクリスマスプディングのおこぼれにありつくのでしょうか。
子どもたちだけでなく、小さな小鳥やねずみたちをも明るく照らし出すクリスマス絵本。ターシャの初期傑作絵本、ターシャ・テューダークラッシックコレクションの一冊。輝く雪景色の中から妖精が飛び出しそうな美しい絵本です。
同コレクションには、クリスマスの絵本として、「人形たちのクリスマス」もお勧めです。
(以上、ほのぼの文庫の管理人まざあぐうすが2005/10/19、bk1に投稿した書評です。)
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