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2007年4月17日 (火)

字を習いはじめる子どもたちにイチ押しのてがみ絵本  『にゃんのてがみ わんのてがみ』

 てがみと言えば・・・字を習いはじめる子ども達に一押しの絵本があります。

にゃんのてがみわんのてがみ にゃんのてがみわんのてがみ

販売元:楽天ブックス
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 はじめてのおつかい、はじめてのがっこう・・・子どもたちにとっての「はじめて」はどんなこともワクワクドキドキするものです。
 この絵本の主人公のじろうちゃんは、お母さんに字を習っているところです。そこへやってきたネコのにゃん、そして、犬小屋からとび出してきたイヌのわん・・・、じろうちゃんの「はじめての字の練習」はどうもうまくいきそうにありません。
 じろうちゃんは、とうとうお昼寝をしてしまいました。そこで、お母さんから2通の手紙が届けられます。手紙の字を通して、にゃんとわんの気持ちを知ったじろうちゃんの心はワクワクドキドキしたのでしょう。じろうちゃんは、いっぱいいっぱい字の練習をします。そして、「はじめての手紙」をにゃんとわんに書きました。
 にゃんとわんに手紙を渡す時のじろうちゃんの笑顔が満足感に満ちています。そして、きょとんとした表情のにゃんとわん。絵本の最後のページを開くと、改めて感じるのがお母さんの愛情です。
 いもとようこさんの独自のはり絵の手法と淡い色彩には母性愛が満ちています。お母さんの愛情に包まれて、字の練習をするじろうちゃんの姿がほのぼのと描かれている絵本です。
 また、にゃんとわんのてがみにはユーモアがあふれています。人が字を覚えるのは、誰かに自分の思いを伝えたいから。そんな原点に立ち戻って、字を覚える楽しみを教えてくれる絵本ではないでしょうか。
 早期教育の工夫されたノウハウの中で文字を覚えるよりも、子どもたちにとっては、母親の愛に見守られながらワクワクドキドキする気持ちの中で文字を覚えることの方がどんなに大切なことであるかを考えさせられました。
 字を習いはじめる子どもたちに、そして、子どもたちに字を教える大人たちにイチ押しの絵本としてお薦めします。

(上記は、ほのぼの文庫のまざあぐうすが、2007/04/17bk1に投稿したレビューです。)

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