おやすみ前の子ども達に、そして、少し疲れた大人のあなたに。 『みんなおやすみ アルメニアの子守歌』
一日中空にいたお日様が疲れたら、一日中吹いて疲れたそよ風へ、そして、一日中風に吹かれて疲れた葉っぱへと・・・次々と眠る時間が訪れます。
お日さま、そよ風、葉っぱ、小鳥、りす、こどもへと眠る時間がリレーのように伝わってゆきます。夜の「おやすみなさい」のリレーとでもいいましょうか。ひとつひとつが眠りにつく場面には、その前に眠ったものの健やかな寝姿が描かれています。
自然の木々や動物たち、太陽や空や月、人の姿が、繊細な筆遣いとやさしい色彩で描かれていて、疲れた心に癒しを与えてくれます。
アルメニアの子守歌を題材に描かれた絵本です。絵本を閉じる時、みんなに「おやすみなさい」を告げたくなるのではないでしょうか。
| 固定リンク
「<絵本>」カテゴリの記事
- 山福朱実『ヤマネコ毛布』絵本原画展@ブックスキューブリック箱崎店(2016.07.23)
- 手から手へ展 第一会場&大人の絵本を愉しむ会(2014.02.16)
- 『ゆきひらの話』(安房直子・文/田中清代・絵)(偕成社)(2012.04.05)
- 宇梶静江 古布絵展 @小淵沢 フィリア美術館(2011.05.21)
- ひな祭りにお薦めの絵本(2011.03.03)
コメント