おやすみ前の子ども達に、そして、少し疲れた大人のあなたに。 『みんなおやすみ アルメニアの子守歌』
一日中空にいたお日様が疲れたら、一日中吹いて疲れたそよ風へ、そして、一日中風に吹かれて疲れた葉っぱへと・・・次々と眠る時間が訪れます。
お日さま、そよ風、葉っぱ、小鳥、りす、こどもへと眠る時間がリレーのように伝わってゆきます。夜の「おやすみなさい」のリレーとでもいいましょうか。ひとつひとつが眠りにつく場面には、その前に眠ったものの健やかな寝姿が描かれています。
自然の木々や動物たち、太陽や空や月、人の姿が、繊細な筆遣いとやさしい色彩で描かれていて、疲れた心に癒しを与えてくれます。
アルメニアの子守歌を題材に描かれた絵本です。絵本を閉じる時、みんなに「おやすみなさい」を告げたくなるのではないでしょうか。
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