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2009年1月28日 (水)

障害を知ることは人間の本質を知ること  『障害を知る本 1 障害と私たちの社会 』

 私たちの生きている街には、目の不自由な人、車椅子の人など、さまざまな障害を持った人たちがいます。目の不自由な人は白い杖を持って歩いていたり、盲導犬と呼ばれる訓練された犬と一緒に歩いたりしています。身体に障害を抱えていて歩行が困難な人は、車椅子に乗って、町に出かけています。しかし、目に見えない障害を抱えている人もたくさん街を歩いています。

 「子どものためのバリアフリーブック 障害を知る本」は現在11巻まで刊行されています。その一巻目は、「障害と私たちの社会」です。
 

 「街にはバリアがいっぱい」という見出しから、「障害者は5億人 10人に1人」「障害ってなに?」「どうして障害になるの?」と続き、その見出しごとに、分かりやすい解説と写真やイラストが添えられています。障害への興味を誘い、障害とは何か、また、その原因、障害者の歴史、障害者の権利、障害者の学びの場、スポーツ、芸術が具体的なエピソードとともに語られ、障害者が社会の一員としてよりよく生きてゆくための理解を促しています。

 子どものためのバリアフリーブックとなっていますが、まず、大人が読み、そして、子ども達と共に読むのに適した本ではないでしょうか。文章は短く簡潔に綴られていますが、人間の本質へと迫る奥深い内容となっています。

 あなたも、障害を持つ人たちが社会の中で不自由なく生活するにはどうすればいいかを考えてみませんか。障害者を通して社会を見つめる視点は、今後の社会の構築のために必要不可欠ではないかと思われます。お子さんと一緒に、読む本としてお勧めします。

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