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2009年2月 2日 (月)

韓国に伝わる想像上の動物「ヘチ」をモチーフにした豪快で愉快な物語  『ヘチとかいぶつ』

 ヘチは、韓国に伝わる想像上の動物です。姿は、山羊や獅子に似ていますが、頭のてっぺんに角が一本立っています。「お日様がつかわした官吏」という意味の「ヘチ」は、正義と平和を守る守護神として、今でも韓国の人々に親しまれています。
 
 この世が初めて出来た時、天には、暗闇を照らし、正義を守る太陽の神ヘチが、地の底の国には、恐ろしい怪物4兄弟が住んでいました。
 怪物4兄弟は、地の底から出てきて、しょっちゅう悪さを仕出かしていました。そのたびに現れて4兄弟を地の底に追いやるヘチ、4兄弟はヘチをひどく憎んでいました。怪物4兄弟は、ヘチをこらしめるために太陽を盗んでしまいました。そして、太陽にある悪さを仕出かします。

 さて、4兄弟が太陽に仕出かした悪さとは何でしょう。太陽が盗まれたこの世界は、どのような朝を迎えるのでしょう。ヘチは、4兄弟をどのようにやっつけるのでしょうか。

 4兄弟の仕出かす悪さのスケールの大きさが愉快です。そして、4兄弟をこらしめるヘチの姿が豪快です。悪者の怪物4兄弟も太陽を守る神ヘチも可愛く描かれています。この世の創めを語る韓国のお話の挿絵に、ふとセンダックの「かいじゅうたちのいるところ」というお話を思い出してしまいました。

 韓国に伝わる想像上の動物「ヘチ」をモチーフにして、韓国固有の文化を今の子ども達に伝えるお話です。あなたもお子さんと一緒に韓国の人々に親しまれてきたヘチの豪快で愉快な物語を楽しんでみませんか。

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