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2009年2月 1日 (日)

障害を抱えた子どもと健常な子ども達が共に過ごし、共に育ち合う環境の大切さを教えてくれる絵本  『ぺカンの木のぼったよ』

 幼稚園にペカンの木がありました。木の下に青いマットレスが敷いてあります。その上に、体を動かすのが不自由なりんちゃんが、横たわっています。
 りんちゃんは、赤ちゃんの頃に病気をしたので、手や足を動かすことも、お話をすることも不自由になってしまった男の子です。りんちゃんは、幼稚園のみんなと仲良し。特に、お話好きのみっちゃんは、お話を「うんうん」と聞いてくれるりんちゃんが大好き。

 みっちゃんが、りんちゃんのそばに寝転がって、道で見かけた5匹の猫の「ねこざぶとん」の話を始めました。そこに、やっちゃんとさっちゃんがやってきます。みんなで「ねこざぶとんごっこ」が始まりました。
 それを見ていた、ゆうちゃんが、「ねこざぶとん」どこかな?とペカンの木に登り始めました。さっちゃんが続きます。そして、みっちゃんも…と思いきや、「りんちゃんも、木のぼりしたいの?」と声をかけます。体の不自由なりんちゃんを、ペカンの木に登らせてあげようと力を合わせるみっちゃん達でしたが、みんなの体はりんちゃんを持ち上げるには、あまりにも小さいのです。そこで、はるこせんせいの登場です。

 「ねこざぶとん」って、何でしょう。りんちゃんは、ペカンの木に登ることができるのでしょうか。体の不自由なりんちゃんを巡る幼稚園の子ども達と先生の心温まるエピソードが描かれています。
 障害を抱えた子どもと幼い頃に出会った子ども達は、障害をあるがままに受け止めて育ってゆくのではないでしょうか。障害を抱えた子どもと健常な子ども達が共に過ごし、共に育ち合う環境の大切さを教えてくれる絵本です。

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