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2009年2月 7日 (土)

悲喜こもごもの思い出の一瞬をとらえた詩情あふれるメモリー集、人生に対する深い洞察が切なく、美しい絵本  『メモリーズ』

 台北の絵本作家ジミーさんが、描いた60枚の絵のメモリー集。

 おとなになる前に許されるつかの間の無邪気を描いた「天より高く」
 美しい浜辺でのままならない人生の始まりを描いた「小さな始まり」
 先生に言えなかったひと言を描いた「秘密」
 雲の言葉はわからなくても見ているだけで楽しくなれたあのころを描いた「耳をすませば」などの絵がおさめられている。

 あとがきに「写真を撮る前後の面白さを捉えようとしたもの」「「作品を描くこと」そのものが過去を思い出すヒントとなった」と書かれている。
 悲しみには、ユーモアが、楽しさの中には滑稽さが、悲喜こもごもの思い出が、美しく描かれている。ジミーさんの絵もすばらしいが、絵に添えられている詩情あふれる言葉に、人生に対する深い洞察が込められている。
 写真では、とらえられない思い出の「一瞬」に満ちている。私も、私だけの思い出の一瞬をとらえてみたい。

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