桜の季節が終わって、葉桜へ 2009年<目黒川の桜>
今年は桜の花がゆっくりと咲きはじめましたので、長い間桜の花を楽しむことができました。いつもは芥を浮かべて淀んでいる目黒川も桜の季節はいつもと違った姿を見せてくれます。
中目黒駅付近の桜は両岸から枝を差し交わすように咲くので満開の時は本当に美しい風景を見せてくれます。また、権之助坂から望むと近代的ビルと桜のマッチングがなんとも素敵です。
そして、今年は東京共済病院の辺りで桜の花びらを一面に浮かべた目黒川を見ることができました。カメラを持っていなかったのですが、思わず携帯のカメラで写真を撮ってしまいました。
「さくらは、“まち”のにおいがすきだ。人としぜんがまじり合うところ、そこが“まち”だ。野山にあって、だれにも知られなかった木は、“まち”におりた。」という前書きからはじまる小林豊さんの『さくらのまち』という絵本を読み、だれにも知られずひっそりと咲いていた桜の木を目黒川に沿って植えてくれた人の心を思いました。
桜の木々は、目黒川をしばし装って、葉桜へと自らの装いを変えています。
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さくらのまち 著者:小林 豊 |
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