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2009年5月20日 (水)

おやすみなさいの前に・・・。 『ペネロペ こわいゆめをやっつける』

 ペネロペは、フランス生まれのかわいい水色のコアラの女の子。
 2匹の架空の動物を主人公にした「リサとガスパール」シリーズで有名なゲオルグ・ハレンスレーベン&アン・グットマン夫妻の絵本の主人公の幼稚園児です。『うっかりペネロペ』の題名で2006年11月20日から12月29日にかけて一話5分のミニ番組としてNHK教育テレビで放送されましたので、幼い子ども達には有名なキャラクターかもしれません。
 ペネロペの絵本を一緒に読むには、わが家の子ども達はすっかり大きくなりましたので、ペネロペのことが知りたくて、一人でペネロペできるかなえほんシリーズ(8冊)やペネロペのたのしいしかけえほんシリーズ(7冊)、そして、ペネロペのおはなしえほん10巻セットを読みました。絵本の中で、明るくて、あどけなくて、うっかり屋さんのペネロペに出会って、心の中に友達が一人増えたような気分です。

 そんな明るくて、あどけないペネロペですが、ある晩、何度もこわい夢を見て目を覚ましました。ママが、やさしい声で「わるいゆめ! もう ペネロペを こわがらせないで。にどと ペネロペの まくらもとに あらわれないで。さあ これで ぐっすり ねむれるわ」と言ってくれましたが、それでも眠れません。
 そこで、パパが表紙に金の粉がついた古い本を持ってきました。パパが、その魔法の粉をほんの少し指にとって、ペネロペの鼻とおでことまぶたの上につけると、眠りについたペネロペに次から次へとすてきな夢が訪れました。さて、ペネロペが見た夢とは…。

ペネロペのお友達が登場する夢もあり、花の世界や氷の世界の夢もあり…。ゲオルグ・ハレンスレーベンの力強いタッチとあたたかい色彩で夢の世界が美しく描かれています。アン・グッドマンの子どもの心を捉えた語りがやさしい日本語に翻訳されていて、読み終えたときにほんわかとあたたかな気持ちになり、何度もくり返し読みたくなる絵本です。私も小さな頃、ひどくこわい夢を見て眠れなかったことがありましたが、そんなとき、この絵本に出会っていたらなぁと思いました。
 表紙はキラキラ輝く金の粉がついた特別加工が施してあり、お話に出てくるパパの古い本の表紙と同じ。子ども達は、きっとパパが持っている本を見て、「表紙とおんなじだ!」と思い親しみを感じることでしょう。キラキラ光るパウダーの特殊印刷を保護するかのようにビニールのカバーが付けられています。絵本を創った人たちの絵本を大切に思う気持ちが伝わってきます。贈り物にも最適。おやすみなさいの前に読む絵本としてお薦めします。

ペネロペ こわいゆめを やっつける Book ペネロペ こわいゆめを やっつける

著者:アン・グットマン
販売元:岩崎書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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コメント

おひさしぶりです。
ペネロペ、大好きですよ。
一つすごく“不思議”に思っていることがあります。
 ・・・
1巻目で、ペネロペが、なんとなく“男の子っぽい”絵に見えることです。
着ている服とか、部屋の様子がなんとなく“男の子”っぽいんですよ。
どうしてかなぁ。。。
(^^)
-(や)-

投稿: 山猫編集長 | 2009年6月 8日 (月) 09時21分

>山猫編集長さん

 本当にお久しぶりです。
 また、ほのぼの文庫を訪れてくださり、ありがとうございます。

 ペネロペ、私も確かに中性的だと感じます。
 リサとガスパールのリサもそうかな?
 まだ、男女の差が出ていない年頃のキャラクターだからかなぁ。。。
 中性的なところも魅力のペネロペだと思います。
 ペネロペシリーズの中でも「こわいゆめやっつける」は秀作で、お薦めします。

投稿: まざあぐうす | 2009年6月 8日 (月) 22時06分

 追伸

 中性的というのは、女の子っぽくない、男の子に見えてもおかしくないという意味です。

投稿: まざあぐうす | 2009年6月 8日 (月) 22時08分

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