瀬田貞二の世界(@教文館子どもの本のみせナルニア国)
今日は、恵泉銀座センターでヘンリ・ナウエンの講座の受講日でしたので、帰りに教文館の子どもの本のみせ ナルニア国のギャラリー展示:瀬田貞二の仕事に立ち寄りました。
瀬田貞二さんの年譜、作品紹介の他、業績を振り返るパネルが展示されています。
「ナルニア国ものがたり」や「指輪物語」は、瀬田貞二さんの翻訳でなければ、これほどまで日本で愛読されなかったのではないかと思っていましたが、今回の展示を見て、63歳でお亡くなりになるまで、編集、翻訳、創作、研究と子どもの本の世界で広範囲の業績を遺されていることを改めて知りました。
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「ナルニア国ものがたり」全7冊セット 美装ケース入り 著者:C.S. Lewis,C.S.ルイス,瀬田 貞二 |
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文庫 新版 指輪物語 全10巻セット 著者:J.R.R. トールキン |
また、俳句を嗜まれていたことを知り、翻訳文や絵本の語りの滑らかさと日本語の美しさの源泉ではないかと思いました。必見は、ご自身が描かれた原画。まどみちおさんが本格的に絵画創作をなさっていたのとは違って、親しみを感じるタッチの絵でした。
会期:2009年5月30日~6月28日
新刊の『瀬田貞二 子どもの本評論集 児童文学論(上・下)』を購入しました。既刊の『瀬田貞二 子どもの本評論集 絵本論』と『落穂ひろい(上・下)』も購入したいと思いながら、お財布の中身と相談して、今回は諦めました。
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児童文学論―瀬田貞二子どもの本評論集 著者:瀬田 貞二 |
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