
狸が寺の戸口に置いていった松茸の籠に斑の入った花が一茎挿してあった。化かして悪かったということだろうとお寺の和尚が言った。狸も粋なことをすると。斑点が鳥のホトトギスの腹に似せてあると見なして、付いた名前らしい。
学名:Tricyrtis hirta
花期:秋
鳥の名前を持つ花は他に,サギソウ(鷺草),キジムシロ(雉筵)などがありますが,全く同じというのは他に思い当たりません。もっとも,鳥の方は不如帰と書くようです。花の点々が不如帰の羽の模様(胸)に似ているということです。
高原の日陰で夏~秋に見られますよく庭や花壇に植えられるものはタイワンホトトギスです。色も紫,白,黄色などがあります。ホトトギスは,葉の付け根に一つないし二つ花がつくものです。(Botanical Gardenより)