
野菊のような姿形の、野菊よりは遥かに艶やかな濃い紫の可憐な花。
別名:ノシュンギク(野春菊),アズマギク(東菊)
花期:春
都落ちした貴族が,自分の庭にあるこの花を見て,都を思い出す...にしては,名前が変ですね。順徳上皇が佐渡に流されていたとき,庭に咲くこの花をみて,「今日からはこの花によって都のことを忘れることができる」と言ったのに由来するそうです。ミヤマヨメナ(深山嫁菜)の栽培品種だそうです。(Botanical Gardenより)
上記の順徳天皇について
時は鎌倉乱世の時代。
1221年に後鳥羽上皇が鎌倉幕府を倒そうと兵を挙げたが、
(承久の乱)あっさりぼろ負け。
従った家臣達もことごとく処罰を受けた。
時の天皇で後鳥羽上皇の三男順徳天皇も佐渡へ流罪。
そのときこの花を見て、
その可憐さにみやこを忘れることが出来たという歴史的逸話