狸が置いていったあまるほどの筍を隣のおかみさんに分けようと、仕分けしていたら、土付きの所に、小さな明るい緑色の山椒の芽生えが着いてきていた。豆粒ほどに小さいが、立派に山椒の葉の形をしていた。芽吹きの季節、春が来たのだと綿貫は思った。

学名:Zanthoxylum piperitum
花期:春

 「木の芽あえ」に使われる「木の芽」とは,サンショウの若葉です。ちらし寿司などの飾りや,お吸物に浮かべたりして使われます。使うときには手のひらに載せて,パンパンとたたくと香りが高くなるそうです。若芽が出るときに目立たない花がつきます。(Botanical Gardenより)